こんにちは!ゆうきちです。
このページではカクレクマノミを小型水槽で飼育してきた方法を紹介したいと思います。
実際に私が使っていた水槽や環境を紹介して、アクアリウムを始めるイメージを掴んで貰えたら嬉しいです。これから紹介する環境でカクレクマノミ1匹を1年飼育しました、今は水槽も大きくなって魚の数も増えましたが、今も元気にしています(^^♪
飼育に必要な物
今回はカクレクマノミ1匹を飼育していた環境や機材、水槽立ち上げに使用した物を箇条書きにして、後で詳しく書いていきます。
- 水槽
- 人工海水の塩
- ライブロック
- 底砂(サンゴ砂)
- ヒーター
- 比重計
- バクテリア剤
以上のような物を揃えれば飼育出来ます。それではどんな物を使用していたか紹介していきます。これと同じ物である必要は全くありません、あくまでイメージとして参考にして下さい。
小型水槽
下の写真が、当時使用していたGEX(ジェックス)のAQUA-Uという水槽です。
もちろん水槽は大きければ大きいほど魚にとっては良いと思うのですが、1匹であれば小型水槽でも問題無く1年飼育実績が有ります。
水槽にしては少し高価ですが、どうせ綺麗な海水魚を飼うなら見た目もすっきりオシャレにしたくてこの水槽を選択しました。
1番気に入ったのはなんと言っても、ヒーターや循環ポンプ、給排水管が見えない所です♪比較用に淡水水槽の写真を載せておきます。
水槽自体は10ℓほどと小さいので、水槽内がスッキリしていればクマノミも泳ぎ易いと思います☺️
人工海水の塩
これは正直こだわる必要は無いと思います。有る程度有名で、市販されている物であれば全然問題無いです。
経験上サンゴと違って、魚はあまり塩によって弱ってしまったり星になってしまったりは無いので好みで大丈夫です。
因みに私は、ライブシーソルトを使ってました。これといった特徴は分かりませんが問題無く飼育出来てました。
水換えの頻度ですが、2週間に1度2ℓを抜いて同じ量を足す程度で元気に泳いでましたね。
ライブロック
ライブロックとは簡単に言ったら自然のバクテリアや微生物が付着した岩みたいな物です。私の写真で行くと赤丸の物ですね。
これは3,000円くらいと少しお高いのですが、海水魚の飼育にとってバクテリアは非常に大切なので購入をおすすめします。
底砂(サンゴ砂)
私の経験だけですが、粒が少し大きめの3mm〜5mmくらいがおすすめです。使用する量は少ないので1㎏あれば十分で、厚さは2cmほど敷けば大丈夫です。
見た目が良く、もっと細かいパウダーというのも有りますが管理が難しいです。そもそも同じAQUA-Uでは細かすぎて使えません。
ヒーター
ヒーターも色々な商品が売られているので迷うと思います。私が使っていたのはGEXの50Wです。
対応水量は少し余裕の有る物を選んだ方がオンオフの切り替わりが少なく省エネになると思って50Wを選択してます。又、ぎりぎりの容量ですとオンする時間が長くヒーターの寿命も短くなると言われています。
またご存知の方は良いのですが、サーモスタット付きの物を選んで下さいね。
比重計
これは塩分濃度を測る物です。デジタルの物やアナログな物まであって値段もピンキリですがとりあえず、安いもので構わないので用意しておきましょう。
私はたまに測る程度でした。特に夏場や冬場は水が蒸発して塩分濃度がいつのまにか濃くなってしまってたなんてのが起こりますのでたまに測定したい所です。
バクテリア剤
最後にバクテリア剤です。
これは立ち上げる人だけで十分で最初は水槽内にバクテリアがいないので、添加して水槽を早く立ち上げてもらうという物です。
詳細は省きますが、入れておいて損はないので準備しておいて下さい。
私は添加しましたが、ライブロックも入れるので添加しなくても大丈夫な場合も有るようです。ただ私は経験が無いので自己責任でお願いします。
水槽立ち上げまでの流れ
次は上で紹介した物を使って水槽を立ち上げていきます。
アクアリウム界隈では水槽を立ち上げると良く言われますが、底砂を敷いて、ライブロックを入れて、海水入れて立ち上げ完了♪
とはいかないです。カクレクマノミを実際に水槽へ入れるのは、海水を入れてから2週間〜3週間後にしておきましょう。
先程バクテリアがとても大切という話しをしましたが、水槽の水を回してバクテリアが底砂やフィルターに定着するのには時間が掛かります。
バクテリアが少ない状態で魚を入れてしまうと、糞や食べ残しから出るアンモニアが分解されずに水槽内に溜まり、最悪星になる事も珍しくありません。
すぐに魚を入れたくなる気持ちは痛いほど分かるのですが、ぐぐぐっと堪えて下さい。この期間が長ければ失敗は少ないです。
私は17日後にカクレクマノミを入れました。
水槽の置き場所を決める
水槽の置き場所はどこでも良いのですが、コンセントが近くに有り、尚且つ近すぎない位置がおすすめです。
小型水槽とはいえ、ヒーター・照明・メインポンプと幾つか電源が必要になります。どのみちタップはいるのですがなるべく近い方が見た目も良いと思います。
とはいえ、近すぎるのもおすすめ出来ません。地震や水替え時に海水が溢れてコンセントにかかってしまったら火事の元になります。
設置するタップも水槽台に入れたり、海水のかからない工夫をしましょう。
人口海水を作る
説明するほどの事も無いのですが、コツは水に塩を溶かす際に、とばっと塩を入れるのではなくて、少しずつかき混ぜながら溶かします。
私は比重計で1.023に合わせて作っていました。カクレクマノミは強い魚なので多少ばらついても問題無かったです。
あとはひたすら我慢
底砂、ライブロック、人口海水を入れたらメインポンプを回して2週間〜3週間耐えましょう!この間に海水を変える方もいますが、私は変えませんでした。
この空で回している時間が成功の秘訣といっても過言ではありません。
魚を入れる前の一手間
魚を入れたい欲との戦いに勝利おめでとうございます!最後に水槽の中にバクテリアがいるのかを確認しておけば完璧です。
長い期間水槽を回しているので、よっぽど大丈夫だとは思うのですが水質検査のキットで水質を測ってみましょう。
検査薬は色々なメーカーから出ているので好みで大丈夫です。参考に私はレッドシーの亜硝酸塩・硝酸塩の測定キットを使用しました。
これは後々使う事になると思うので購入しておいて損は無いと思います。
バクテリアはアンモニア→亜硝酸→硝酸塩とより毒性の弱い物は分解してくれるので、水質検査で硝酸塩が検出されればバクテリアがいる証拠です。
魚を入海する
これで魚を入れる準備が整いました。AQUA-Uは水量が少ないのでカクレクマノミ1匹が限界と思います。
それでも海水魚が家にいるというのは、それだけで癒しになる事間違い無しです。時間を掛けて準備した分、感動も大きいので是非頑張って欲しいと思います!
まとめ
ざっと立ち上げに必要な物と手順を書き出してみました。
もちろんこの手順で行けば失敗しないという保証は有りませんが、私の経験を書いたので実績は有ります。
本当はそれぞれの用品に対して、これがあれば絶対大丈夫!おすすめはこれ!ランキング形式で比較してみた!
とかやりたかったのですが、使った事の無い物を進めるのは無責任だと思うので、実際に使用した物やアクアリウム界隈で使っている人が多い物を中心に紹介しました。
海水魚を飼うイメージが少しでも湧いてきたなら嬉しく思います♪